2016年4月15日金曜日

新館長ごあいさつ




附属図書館長 名須川知子


この度、新図書館長に任命されました。これまでの草野前図書館長のご活躍を拝見していましたので、さらにこれからも学生さん、教職員にとって居心地のよい、また、新しい精神世界が広がる空間を提供できたらと思っています。

私は、本学では30年以上過ごして参りました。この大学は、学部生と院生の数が同じくらいで、また、現職教員の先生も多くいらっしゃるという、独特な大学です。そういう中で私も若かりし頃から日常的に現職教師である方々とともにいることで、他の大学にはない学び、成長をさせていただけたと思っています。

現在では、卒業生・修了生も多くなり、それらの方々に「先生」と呼ばれて指導をしているつもりでした。今回副学長と図書館長になったことで様々な修了生からお祝いの言葉をいただきながら、実は「支えられてきた」ということを、今さらながら気付かされました。

さて、私は小説も読むことが大好きで、本がたくさんある図書館も大好きです。本の中で登場人物が生き生きとして活動したり、感じたり考えたりする様子を目の当たりに見ているような状況はとても楽しい時間です。この度、図書館長という役は、実は人生という舞台の上での「登場人物A」としての役割が与えられたように思えました。そして、そこには他にも多くの登場人物がいます。それらの方々とひとつの舞台空間を創って行くのです。

そう考えると、この図書館も来館される人々とともに創っていくところであると言えるでしょう。是非、来館いただき、新しい世界を拓き、感じていただき、日々ドラマを創り、この図書館を支えていってほしいと思っています。

これからもどうぞよろしくお願いします。  

平成28年4月15日
兵庫教育大学附属図書館長 名須川 知子

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